共同研究の学会発表
大塚製薬株式会社佐賀栄養製品研究所と近畿大学東洋医学研究所は、11月10日、共同研究において、新たに「エクオール産生能とPMS/PMDD」との関係を確認し、その結果を11月5日の第31回日本女性医学学会学術集会で発表し、産婦人科領域の専門誌「The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research」の最新号に掲載されたことを発表した。
世界初の研究成果
PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)で治療を受けている女性と治療を受けていない女性を対象に、エクオール(大豆イソフラボン由来代謝物)非産生者と産生者の割合を、比較した。
研究の成果として、エクオール非産生者は産生者に比べ、PMS/PMDDのリスクが約2.4倍という結果が得られた。これは、エクオール産生能とPMS/PMDDとの関連性について、世界で初めての研究成果となった。
今後
閉経後の女性への健康効果だけでなく、それより前の女性の健康問題であるPMS/PMDDへの対処方法が、大豆イソフラボン由来の成分エクオールとPMS/PMDDの関係が明らかになったことで、選択肢が増えることが期待できる。

大塚製薬 プレスリリース
http://www.otsuka.co.jp/