8週間にわたり投与が行われた
アッヴィ合同会社は、11月17日、開発中のパンジェノ型レジメン「glecaprevir/pibrentasvir(以下「G/P」)」が試験において、慢性C型肝炎の全てのジェノタイプで高いウイルス学的著効率を達成したと発表した。
この発表は、米国アッヴィ社が11月11日に発表した英文リリースを翻訳したもの。同試験では、8週間にわたり投与が行われた。
97.5%の患者が著効を達成
今回発表されたデータは、「G/P」有効性および安全性を評価するために実施された「ENDURANCE-1」「ENDURANCE-3」「SURVEYOR-2(パート4)」の3試験から、8週間投与群の結果を解析したもの。投与対象は、肝硬変を有しない未治療のジェノタイプ1~6型慢性HCV感染患者であり、その数は700名以上におよぶ。
同試験において「G/P」を8週間投与した結果、投与前のウイルス量に関係なく97.5%の患者が投与12週後にウイルス学的著効を達成した。ウイルス学的失敗例は、1%となっている。
20%を超える有害事象は発生せず
3試験の8週間投与群のいずれにおいても、有害事象を原因とする投与中止はなかったという。投与群で10%を超える主な有害事象は頭痛および疲労であり、20%を超える有害事象は発生していない。
アッヴィ今後も、迅速にウイルス学的治癒を達成する方法を検討し、今なお残るアンメット・ニーズに取り組むとしている。

開発中のパンジェノ型レジメンが8週間の投与により、慢性C型肝炎において高いウイルス学的著効率を達成 - アッヴィ合同会社
http://www.abbvie.co.jp/