スペシャリティ医薬品の流通管理効率化に向け
スズケン株式会社と米ペンシルバニア州の大手医薬品卸アメリソースバーゲンは、11月4日、アメリソースバーゲンのキュービックスソリューションの使用契約を締結することで合意したことを発表した。
この契約により、スズケングループは日本におけるキュービックステクノロジーの独占的使用権を獲得し、温度管理など厳密な流通管理を必要とするスペシャリティ医薬品の流通において、さらなる効率化を目指すとしている。
RFIDテクノロジーで在庫モニタリング
アメリソースバーゲンのキュービックスソリューションは、RFIDテクノロジーを搭載した冷蔵庫を利用して、薬剤の温度管理および製品のトレーサビリティを含む在庫モニタリングを行うシステム。
抗悪性腫瘍剤や血漿製剤、自己免疫疾患治療剤、ワクチン、希少疾病治療剤などのスペシャリティ医薬品は、概して高額でかつ厳格な流通管理が求められるものが多いが、今回このキュービクスソリューションを使用する権利を獲得したことで、スペシャリティ医薬品の管理の効率化が見込めることとなった。
スズケン代表取締役社長 宮田浩美氏は、スペシャリティ医薬品における日本全国の物流機能をより強化するために、アメリソースバーゲンのキュービックステクノロジーは画期的なツールであり、今後一層安全かつ効率的な医薬品の提供が可能になるとの考えを示している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社スズケン ニュースリリース
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