米国の3つの研究機関と武田薬品が設立
武田薬品工業株式会社は、11月1日、先駆的医薬品の研究開発企業であるBridge Medicines(以下「Bridge社」)設立についてのプレスリリースを発表した。
Bridge社は、米国の3つの研究機関と武田薬品より設立された。革新的な治療薬の効率的かつ迅速な開発を目指し、専門性の高い研究者が研究を行うという。
将来の治療薬を生み出すべく
Bridge社を設立したのは、米国のMemorial Sloan-Kettering Cancer Center、Rockefeller University、Weill Cornell Medicine、そして武田薬品。
Bridge社の研究は、独立した非営利のTri-Institutional Therapeutics Discovery Institute(Tri-I TDI)にて行われた研究成果を基に実施される。Tri-I TDIの研究者は、感染症・がん・神経精神疾患・希少疾患など広い疾患領域にわたり、将来の治療薬を生み出すべく約50の創薬プロジェクトに取り組んでいる。
資金面・運用面・管理面で支援
Bridge社で引き継がれたTri-I TDIの研究プロジェクトは、Bridge社において資金面・運用面・管理面での支援を受けることとなる。継ぎ目なく十分な資金により、有効性やターゲットの創薬上の検証であるPOC試験から臨床試験への移行まで、専門性の高い研究者が継ぎ目なく研究を進めることが可能になるという。
武田薬品は、さらなる研究と創薬を行うこの取り組みに参加できることを、嬉しく思うとしている。

先駆的な医薬品の研究開発企業であるBridge Medicinesの設立について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2016/20161101_7604.html