台湾塩野義、「ピレスパ(R)錠」と「ラピアクタ(R)」を発売
塩野義製薬株式会社は11月2日、台湾にある子会社、台湾塩野義製薬股份有限会社(以下、台湾塩野義)が突発性肺線維症(以下、IPF)治療薬「ピレスパ(R)錠」とインフルエンザ感染治療薬「ラピアクタ(R)」の発売を開始したことを発表した。
「ピレスパ(R)錠」は塩野義製薬が世界に先駆けて開発したIPF治療薬で、日本では2008年に販売され国内の多くの患者に使用されている実績がある。
台湾のIPF患者は統計によれば約1500人いるとされ増加傾向にあり、今年5月10日に台湾当局から販売許可を取得し、11月1日付けで発売となった。
また、「ラピアクタ(R)」はインフルエンザA型とB型に感染した成人患者向けに8月18日に発売された。点滴静注液300㎎バッグのため、直接静脈に点滴でき、患者に適切な量の投与をコントロールできることから経口が困難な高齢者や重症患者に使用できるとしている。
台湾を含むアジア地域の医療を推進
台湾塩野義は今年3月に感染症薬適正使用推進部を設立して、アジア地域の感染症薬の適正使用に向けた活動を行っており、「ラピアクタ(R)」についても台湾の感染症領域のアカデミアと連携を取りながら正しい知識の普及や販売活動を行っていくとしている。

塩野義製薬株式会社 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/塩野義製薬株式会社 プレスリリース
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