UAEのネオファーマ社と
SBIホールディングス株式会社の子会社SBIファーマ株式会社(以下「SBIファーマ」)は、10月26日、アラブ首長国連邦(UAE)の医薬品製造販売会社であるNeopharmaLLC(以下「ネオファーマ社)と、5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた、糖尿病及びマラリアの治療薬に関する独占的ライセンス契約を結んだことを発表した。
5-アミノレブリン酸(ALA)は、体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸の1種で、すべての生命にとって非常に重要な働きを担っているもの。
エネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質だが、加齢に伴い生産性が低下する。また、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られている。
今後はフェーズⅡ・フェーズⅢ臨床試験を実施
ALAを用いた糖尿病およびマラリア治療薬の開発について、SBIファーマは、培養細胞と動物を用いた試験で、すでにそれぞれの薬効を確認したとしている。
さらに、英国でのフェーズⅠ臨床試験も完了し、健常人での安全性が確認されている。今後フェーズⅡ、フェーズⅢ臨床試験は、マラリア治療薬についてはインドのNational Institute of Malaria Researchで、糖尿病治療薬についてもその他の海外医療機関にてネオファーマ社が行っていく。
(画像はプレスリリースより)

SBIファーマ ニュースリリース
http://www.sbipharma.co.jp/pdf/SBI_pharma_20161026.pdf