海外市場に向け製品ラインアップへ追加
アークレイ株式会社は、10月26日、血糖自己測定器『GLUCOCARD W』を10月下旬より販売開始すると発表した。
同測定器は、血糖自己測定器に関する規格「EN ISO 15197.2015」で定められた要求事項を満たした測定器。ニーズが多様化する海外市場に向け、新たに製品ラインアップへ追加するという。
微量全血検体で測定が可能、所要時間7秒
世界の糖尿病人口は、増加し続けている。2015年の時点でその数は4億人1500万人に上り、2040年には6億4200万人にまで増加するという。同疾患は、糖尿病網膜症や糖尿病腎症といった合併症を引き起こすため、患者自身が病状を正しく認識し早期から血糖値を管理することが重要となる。
今回販売が開始される『GLUCOCARD W』は、高精度かつ迅速・簡単な測定を実現した、血糖自己測定器。ヘマトクリットの影響を補正し測定結果を出すことが可能であり、所要時間も7秒に短縮。また、0.5μLという微量全血検体で測定が可能となっている。加えて、USBでPCにデータを移行できるため、血糖管理も簡単になっている。
患者のQOL向上に尽力
アークレイは、1970年に世界で初めて簡易型血糖測定器の開発に成功した。以来、40年以上にわたって血糖自己測定器『グルコカードシリーズ』や糖尿病管理システムの提供。糖尿病療養とその指導にあたる医療現場へのサポート、そして患者のQOL向上に尽力している。
同社は今後も、世界各国・地域のニーズに適応した製品を迅速に供給し、糖尿病医療の現場をサポートするとしている。
(画像はプレスリリースより)

ニーズが多様化する海外市場に向けて血糖自己測定器を新発売 - アークレイ株式会社
http://www.arkray.co.jp/press/press/2016_10_26.html