国内初のODフィルム剤を販売
ファイザー製薬株式会社(以下、ファイザー製薬)は10月21日、勃起不全(以下、ED)治療剤「バイアグラODフィルム」を発売したと発表した。
EDは1998年の調査によれば日本では1130万人に達し、中高年層だけではなく、若年層も増えている障害の1つと言われている。
「バイアグラ」は1998年に米国で販売され、日本でも同年販売されている世界初のED治療剤だ。
現在では、「バイアグラ」の他、「レビトラ」(バイエル薬品株式会社)、「シアリス」(イーライリリー・アンド・カンパニー会社)も販売され、また2014年に「バイアグラ」の特許が切れ、ジェネリック医薬品も登場している。
携帯と服用がより便利に
ED治療剤のOD剤は「バイアグラ」のジェネリック医薬品の「シルデナフィル」が販売されているが、今までフィルム製剤はなく、「バイアグラODフィルム」が国内初となる。
OD製剤は水を必要としないため、服用もスムーズにできるのが1番の利点だが、従来の錠剤との大きな違いはその形状の違いによる携帯のしやすさだという。
ファイザー製薬は、患者の約6割が「バイアグラ錠」を鞄(かばん)などに携帯していることが同社が実施したED患者による意識調査で明らかになったことから、より患者の役に立てるとしている。
(画像はプレスリリースより)

ファイザー製薬株式会社 プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/