製薬業界ニュース
2025年05月15日(木)
 製薬業界ニュース

アークレイと東大生研、血中循環がん細胞の迅速な遺伝子解析システム開発

新着ニュース30件






























アークレイと東大生研、血中循環がん細胞の迅速な遺伝子解析システム開発

このエントリーをはてなブックマークに追加
血中循環がん細胞の正確な分離・検出が可能
アークレイ株式会社は、10月17日、東京大学生産技術研究所との共同研究により、血中循環がん細胞の簡便・迅速な遺伝子解析システムを開発したと発表した。

同システムを活用することで、血中循環がん細胞の正確な分離・検出が可能となり、転移性のがんの診断や薬剤耐性のがん細胞の経過観察、また治療効果の早期判定に有効になるとしている。

血中循環がん細胞
極めて困難だったCTC検出
血液中を循環するがん細胞(CTC)は、原発性腫瘍から血管に入り込み、体内を循環して転移を引き起こすと考えられている。

がんの診断では、一般的に直接組織の一部を採取する生体組織診断が行われているが、患者の身体的負担が少なくない。そのため、低侵襲の血液検査でCTCを検出・解析し、がんの早期発見や転移の発見につなげる手法の構築が期待されている。

しかしCTCは、血液10mL中に数個~数十個程度しか存在しない。正確性や再現性において、その検出は技術的に極めて困難とされてきた。

遺伝子変異検出の成功率、100%
CTCを高感度に検出し遺伝子解析を行うべく、アークレイと東大生研は、今回のCTC分析システム開発に至った。同システムで検出を行ったところ、8mLの全血中に添加した各培養がん細胞株が持つ遺伝子変異の検出に成功。遺伝子変異検出の成功率は、100%に達したという。

アークレイは、低侵襲性でより効果的ながん治療を、早期に一般の臨床現場へ普及させるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

個別化医療の発展に貢献 血中循環がん細胞の簡便・迅速な遺伝子解析システムを開発 - アークレイ株式会社
http://www.arkray.co.jp/press/press/2016_10_17.html

Amazon.co.jp : 血中循環がん細胞 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->