がん研究会とアピが共同で研究開発
アピ株式会社は、10月18日、「ポドプラニンを標的とした抗体医薬」が、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の「医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-MS)」に採択されたと発表した。
同薬は、公益財団法人がん研究会と同社が共同で研究開発を実施していたもの。
がん患者の再発予防に繋げる
アピとがん研究会は、肺がんや骨肉腫などのがん細胞が有するポドプラニンを標的としたヒト化抗体医薬品の開発を、2015年11月27日の共同研究開発の契約締結より実施していた。この研究開発は、ヒト化中和抗体を実用化することで、転移などでこれまで完治が難しかったがん患者の再発予防に繋げることが目的。
今回同薬が採択されたのは、AMEDが公募した平成28年度ACT-MSの『イノベーションセットアップスキーム』。課題名は、「AYA世代の希少がんである骨肉腫の増殖・転移を促進するポドプラニンを標的としたヒト化中和抗体の実用化」となっている。
68件の応募の中から14件の課題が採択
ACT-MSは、AMEDが目指す3つのLife(生命・生活・人生)の向上に関する研究課題を対象としているプログラム。平成28年度は、「オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発」および「急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発」のサブテーマを掲げ、68件の応募の中から14件の課題が採択されている。
アピは今後も、「ポドプラニンを標的とした抗体医薬」の事業化に向け、がん研究会と共に開発を推進していくとしている。

がん研究会との共同研究開発「ポドプラニンを標的とした抗体医薬」がAMED「医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-MS)」に採択されました。 - アピ株式会社
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