ニューヨークと横浜で
株式会社ファーマフーズは、10月18日、新規がん治療抗体「抗FSTL1抗体」の第2回国際がん免疫療法会議および第75回日本癌学会における発表について、プレスリリースを発表した。
第2回国際がん免疫療法会は9月25日から28日まで米国・ニューヨークにて、第75回日本癌学会学術総会は 10月6日から8日まで横浜にて、それぞれ開催されている。
次世代型免疫チェックポイント阻害剤の候補
抗FSTL1抗体は、ニワトリモノクローナル抗体作製技術 「ALAgene technology(Avian Lead Antibody Gene technology)」によって創生された、FSTL1という分子の機能を阻害する抗体。国立がん研究センター研究所・分子細胞治療研究部門・ユニット長の工藤千恵氏とファーマフーズが、新規がん治療薬として共同開発を行っている。
同抗体は既に、複数のがん腫のマウスモデルを用いて治療効果が確認された。現在は、がん治療領域で最も注目を集めている免疫療法の分野において、次世代型の免疫チェックポイント阻害剤の候補と見られている。さらに、骨転移の治療薬としても期待されている。
抗FSTL1抗体の研究成果を講演
第2回国際がん免疫療法会議および第75回日本癌学会における発表では、共に工藤千恵氏が登壇。工藤氏は、希少がんなどに対して新たに確認された治療効果も併せ、抗FSTL1抗体の研究成果を講演した。
なお第75回日本癌学会では、ファーマフーズの石田有希子氏、庄屋雄二氏、豊浦雅義氏もまた、発表を行っている。

新規がん治療抗体「抗 FSTL1抗体」の国際がん免疫療法会議および日本癌学会での発表について - 株式会社ファーマフーズ
http://www.pharmafoods.co.jp/