第10回国際ホジキンリンパ腫シンポジウムで発表
武田薬品工業株式会社は、10月19日、第10回国際ホジキンリンパ腫シンポジウムにおいて「アドセトリス」のホジキンリンパ腫に対するデータを発表することを明らかにした。
同シンポジウムは、10月22日から25日にかけてドイツ・ケルンで開催されるもの。武田薬品は本年の同シンポジウムにおいて、10周年記念のスポンサーを務めている。
市販後臨床試験のデータは、初の発表
今回発表される「アドセトリス」のホジキンリンパ腫に対するデータは、最新のもの。特に、幹細胞移植あるいは多剤併用化学療法が適応にならない再発・難治性のホジキンリンパ腫を対象とした市販後臨床試験のデータは、初の発表となる。
また同シンポジウムでは、同剤の実臨床下におけるエビデンスに関するデータも3つ発表される。発表されるのは、自家造血幹細胞移植後の再発・難治性のホジキンリンパ腫患者を対象とした有効性に関するデータ、自家造血幹細胞移植が適応にならない再発・難治性のホジキンリンパ腫患者を対象とした治療データ、そして自家造血幹細胞移植後の再発・難治性のホジキンリンパ腫患者における再発リスク因子に関するデータ。
ベネフィットを継続して調査
武田薬品は今回発表するデータについて、「アドセトリス」の臨床プログラムが大きく進展したことを証明するものと自負。現在実施中の臨床プログラムを通じて、特に予後不良のホジキンリンパ腫や他のCD30陽性悪性腫瘍に対する同剤のベネフィットを継続して調査していくとしている。

第10回国際ホジキンリンパ腫シンポジウムにおける「アドセトリス」の最新データの発表について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2016/20161019_7590.html