医師の約9割が「制限すべき」
メドピア株式会社は、「高額薬剤は使用制限すべきか?」についてのアンケートを実施し、その結果を10月13日に発表した。
同社は、医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営する企業。同調査は、「MedPeer」会員医師4199人を対象に実施されたものであり、医師の約9割が高額薬剤の使用を「制限すべき」と回答するなど、興味深い内容となっている。
「医療経済の維持には制限が必要」
調査ではまず、「高額薬剤は使用制限すべきか」という質問が行われている。結果、「制限すべき」と回答した医師は51.%であり、「制限すべきだが、実際には難しい」と回答した医師は35.5%に達した。両方を合計すると、約9割の医師が「制限すべき」という意見を持つことが明らかになっている。
調査では、「制限すべき」と回答した医師に対して、その理由も訊ねている。結果、大半の医師は「医療経済、国民皆保険を維持するためには制限が必要」と回答。「自己負担額を増やすか、民間の保険でカバーすべき」「費用対効果を検討すべき」というコメントも、多く見られたという。
「制限すべきではない」、わずか4.7%
同調査において、高額薬剤の使用を「制限すべきではない」と回答した医師は、わずか4.7%に留まった。回答の理由としては、「医師には最善の治療を行う義務があり、患者はそれを受ける権利がある」「値段の問題は、医療の現場でなく、医療経済の場で調整すべき」といった声が寄せられている。
調査の詳細は、同社のプレスリリースで。
(画像はプレスリリースより)

【医師アンケート調査】「高額薬剤は使用制限すべきか?」について、医師の約9割は「制限すべき」と回答 - メドピア株式会社
https://medpeer.co.jp/