オプジーボの臨床試験の最新の結果を公表
小野薬品工業株式会社(以下、小野薬品工業)は10月11日、がんの画期的治療薬オプジーボの臨床試験の最新の結果を公表した。
これは共同開発をしているブリストル・マイヤーズ・スクイブ社が10月8日に発表したもので、進行性膀胱がん、転移性頭頸部扁平上皮がん、進行期肺がん、転移性腎細胞がん、進行期非小細胞肺がんの5つのがんを対象とした試験結果である。
様々ながんに有意な効果
再発や治療歴のあるがんの試験として、進行性膀胱がんでは、プラチナ製剤抵抗性の転移性尿路上皮がん患者のオプジーボの奏効率が、他のがん種での安全性プロファイルと一貫していることを確認されたとしている。
転移性頭頸部扁平上皮がんでは、他の治療薬を対照とした比較試験で、患者自身が感じる効果が有意に現れたことを明らかにした。
また、進行期非小細胞肺がんでは、ドセタキセルとの対照試験の結果、奏効期間が有意に延長していることを発表した。
ファーストライン治療として、進行期肺がんにおいてはオプジーボ単剤投与と科学療法薬投与の無憎悪期間がトップライン結果では優越性が示されなかったが、全生存期間では有意な効果が認められたとしている。
転移性腎細胞がんでは第1相臨床試験として、オプジーボとヤーボイの併用療法で、異なる用量での奏効期間の最新のデータを公表している。
小野薬品工業はその他の様々ながんについても臨床試験を実施中であるとしている。

小野薬品工業株式会社 ニュースリリース
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