最先端のがん治療中心に医療ツーリズム受け入れも
ロート製薬株式会社は9月28日、大阪府の地域活性化総合特区りんくうタウンに、国際医療施設「メディカルりんくうポート」が10月1日より開業すると発表した。
「メディカルりんくうポート」は、ロート製薬の子会社である株式会社りんくうメディカルマネジメントが、2015年3月の着工より建設を進めてきた。
大阪府や泉佐野市とともに、政府の地域活性化総合特区の国際医療交流拠点に指定された事業で、対岸に関西国際空港を臨む立地特性を最大限生かし、最先端のがん治療を中心に訪日外国人患者らを積極的に受け入れていく。
世界トップレベルの医療従事者の育成視野に
「メディカルりんくうポート」は、地上5階と展望スペースを設けた屋上から構成されている。
概要は1階がロビー、2階は歯科医院などが入るクリニックフロア、3階はイノベーションオフィスと会議室、3階(一部)から5階が高度がん医療を行う、医療法人龍志会IGTクリニック。他に飲食店や事務室が設けられるという。
りんくうタウン・泉佐野市域では、国際医療交流を推進するとともに、関西空港を利用して来日する外国人の積極的な受け入れに対する取り組みを行ってきた。
血管内治療を主軸とした高度がん医療拠点となる「メディカルりんくうポート」を建設したロートは、今後、国内そして海外からも患者や医療関係者を受け入れていく考え。さらに新しいがん医療などを提供し、世界トップレベルの医療従事者の育成へとつなげていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

ロート製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.rohto.co.jp/news/release/2016/0928_01/