再生医療技術を応用した創薬支援
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、4月3日、平成29年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)」の実施(受託)機関募集を開始した。
医薬品開発候補化合物の開発中止率低減を目指す
同事業では、iPS・ES細胞等から分化誘導される各種臓器の細胞等を応用し、医薬候補品の安全性等を評価する基盤技術を開発する。それにより、幹細胞の創薬への活用加速を目的としている。
具体的な行程としては、各種臓器の細胞を立体培養・共培養などの高精度な培養技術によって培養。それらをチップなどのデバイス上に搭載することで、Organ-on-a-Chipシステムを構築する。デバイス上において化合物の安全性や薬物動態等を正確に評価するための基盤技術を確立し、臨床段階での医薬品開発候補化合物の開発中止率低減を目指すとしている。
期間は、4月3日より5月19日正午まで
今回の募集の対象となるのは、国内の研究機関等に所属し、応募に係る研究開発課題について研究開発実施計画の策定や成果の取りまとめなどの責任を担う能力を有する研究者。公募される研究開発課題は5つ。複数の課題への応募も、その旨を研究開発提案書の該当欄へ記載すれば、認められる。
同事業の公募期間は、4月3日より5月19日正午まで。
(画像はAMEDの公式ホームページより)

平成29年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」公募について - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/koubo/010220170403.html