高機能肝細胞の研究開発を促進
株式会社ガイアバイオメディシンは、3月27日、iPSアカデミアジャパン株式会社との間でiPS細胞技術に関するライセンス契約を締結したと発表した。
このライセンス契約は、本年3月1日付けで締結されたもの。ガイアバイオメディシンはこのiPS細胞技術を用いて、iPS細胞由来の高機能肝細胞の研究開発を促進するとしている。
ガイアバイオメディシンとiPSアカデミアジャパン
ガイアバイオメディシンは、国立大学法人九州大学の研究成果に基づく知的財産・技術を基盤として、独自の技術・ノウハウを加えた上で再生医療等製品の開発・実用化に取り組む企業。創薬・医療の支援事業も手がけ、難治性疾患と闘う患者に対して革新的な治療法を提供するとしている。
iPSアカデミアジャパン株式会社は、iPS細胞に関する研究成果を、迅速かつ着実に社会へ還元することで、人類の健康と福祉に貢献することを目指す企業。2008年6月の設立より現在に至るまで、約150社におよぶ製薬・化学・光学分野の国内外企業へiPS細胞関連特許に関する実施権を許諾している。
非独占的なライセンス契約を締結
今回締結された契約は、iPSアカデミアジャパン保有の特許をガイアバイオメディシンが社内研究目的において利用するための、非独占的なライセンス契約。iPSアカデミアジャパンが、九州大学の研究室ないし同大学発企業との間でライセンス契約を締結するのは、今回が初めての事例になるという。
ガイアバイオメディシンは、同社のパイプラインの1つであるハイブリッド型人工肝臓の開発が、このライセンス技術により進展することを期待しているという。
(画像はガイアバイオメディシンの公式ホームページより)

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