新たに「リード化合物探索プログラム」の研究契約を締結
武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品工業)は3月30日、Medicines for Malaria Venture(以下、MMV)と共同で「リード化合物探索プログラム」の研究契約を締結したことを発表した。
MMVは、抗マラリア薬の研究開発を行っているProduct Development Partnership。55ヶ国以上の製薬企業や研究機関、マラリア流行国と連携し、これまでに6つの新規治療薬を創出している。
今回の新たな契約は、武田薬品が所有する化合物ライブラリーから見出されたヒット化合物をもとにリード化合物を探索し、研究するもので、今後1年以内にマラリアの新規治療薬候補になりうるリード化合物を特定するのが目標だ。
1年以内にマラリアの新規治療薬候補特定が目標
マラリアは、年間2億人以上が感染し、また40万人以上が亡くなっている感染症。
治療に使用されている既存薬に耐性のあるマラリア原虫にも有効な新たな治療薬や、既存薬よりも容易に服用できる新規薬剤の創製が望まれている。
この「リード化合物探索プログラム」は、2013年から武田薬品がMMVと行っている「マラリアに対する化合物探索プログラム」と共に、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)から助成案件に選定されている。
(画像は武田薬品工業株式会社HPより)

武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
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