今までにない効能・効果の画期的な薬剤
アステラス製薬株式会社は2017年3月22日のニュースリリースで、グアニル酸シクラーゼC受容体アゴニスト「リンゼス(R)錠0.25mg」(一般名:リナクロチド)を、便秘型過敏性腸症候群(IBS-C)の効能・効果がある薬剤として新発売したと発表した。
日本では成人の2.9%がIBS-Cであると言われているが、今までIBS-Cの効能・効果で販売している薬剤はないため、 アステラス製薬は、リンゼス(R)の日本における発売がこの疾患に苦しむ患者の新たな治療選択肢となり、より一層の貢献ができることに期待していると述べている。
腸管輸送能を促進し内臓痛覚過敏を改善
過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome: IBS)は器質的疾患を伴わず、腹痛・腹部不快感と便通異常を主体とし、それら消化器症状が長期間持続もしくは悪化・改善を繰り返す機能性疾患である。
リンゼス(R)は、腸粘膜上皮細胞に発現しているグアニル酸シクラーゼC(GC-C)受容体に局所的に結合して活性化することにより、腸管分泌及び腸管輸送能を促進するとともに、内臓痛覚過敏を改善する効能・効果がある。
(画像はアステラス製薬株式会社のサイトより)

アステラス製薬株式会社ニュースリリース
https://www.astellas.com/アステラス製薬株式会社
https://www.astellas.com/jp/