塩野義製薬の欧州子会社が申請
塩野義製薬株式会社は、3月24日、オピオイド誘発性便秘症治療薬「ナルデメジン 0.2mg錠」の販売承認申請が、欧州医薬品庁(EMA)に受理されたと発表した。
この承認申請は、同社の欧州子会社であるShionogi Limitedが提出していたもの。EMAの受理は、3月23日付で行われている。
オピオイド誘発性便秘症に苦しむ患者のQOLを改善
「ナルデメジン」は、塩野義製薬が創製した末梢性μオピオイド受容体拮抗薬。オピオイド鎮痛薬を用いた疼痛管理を行う際に、オピオイド誘発性便秘症に苦しむ患者に対して、QOLを改善する新たな治療選択肢となることが期待されている。
同社が単独でグローバル開発を進めた、初めての医薬品。日本では、製造販売承認申請ならびに米国における新薬承認申請が、それぞれの当局に対して既に提出されている。EMAに対する今回の販売承認申請提出は、これらに続くもの。
疼痛治療に関する諸課題を解決すべく
塩野義製薬は、中期経営計画「SGS2020」の中で、コア疾患領域のひとつとして「疼痛・神経」を選択。疼痛治療に関する諸課題を解決すべく、革新的新薬の創製に注力している。
同社は今後も、同領域における取り組みを強化し、様々な痛みや疼痛治療薬による副作用に苦しむ患者のQOL向上に、貢献するとしている。
(画像は塩野義製薬の公式ホームページより)

オピオイド誘発性便秘症治療薬「ナルデメジン 0.2mg錠」の販売承認申請が欧州EMAに受理 - 塩野義製薬株式会社
http://www.shionogi.co.jp/