全ての主要なジェノタイプのC型慢性肝炎治療薬として
アッヴィ合同会社は、3月17日、レジメン「Glecaprevir/Pibrentasvir」について、厚生労働省より優先審査品目指定を取得したと発表した。
この発表は、3月14日に米国アッヴィが発表したリリースを翻訳したもの。同レジメンは、同社が全ての主要なジェノタイプのC型慢性肝炎治療薬として開発中のもの。
GT1およびGT2では、8週間の治療が実現
日本は、先進国の中においてC型肝炎ウイルスの感染率が高い国のひとつにあたる。患者数は約100万人に達しており、そのうち99%はジェノタイプ1(GT1)またはジェノタイプ2(GT2)の患者となっている。
「Glecaprevir/Pibrentasvir」が承認された場合、GT1およびGT2の患者に対して従来の治療期間より短い8週間の治療が実現する。GT3~GT6の患者についても、新たな治療選択肢を提供することができると、アッヴィはしている。
今なお残るアンメット・ニーズに取り組む
「Glecaprevir/Pibrentasvir」は2016年12月、欧州医薬品庁(EMA)より迅速審査指定を受けた。2017年1月には、米国食品医薬品局(FDA)からも優先審査指定を受けている。今回の日本における優先審査品目指定取得は、それらに続くもの。
同社は今後も、今なお残るアンメット・ニーズの治療領域に取り組むとしている。
(画像はアッヴィの公式ホームページより)

開発中のGlecaprevir/Pibrentasvirについて、日本での優先審査指定を取得 - アッヴィ合同会社
http://www.abbvie.co.jp/