販売中止は2017年9月末日を予定
株式会社クレハは2017年3月17日のニュースリリースで、クレハが製造販売し第一三共株式会社が販売する抗悪性腫瘍剤「クレスチン細粒」について、製造に必要な材料の調達困難及び需要減少により、製造販売を中止すると発表した。
2017年3月17日付けの官報告示により経過措置品目に移行、2017年9月末日に販売中止の予定で、2018年3月末日をもって経過措置期間が満了になる。
約40年の歴史に幕
抗悪性腫瘍剤「クレスチン」は、クレハが1976年8月に製造販売承認を取得、翌年、薬価基準収載するとともに三共株式会社(現、第一三共)が販売を開始した約40年の歴史をもつ製品であった。
クレハは、製品の製造販売中止に伴い、固定資産及び棚卸資産の減損額の5.1 億円を「その他の費用」にて計上するが、2017年3月期連結業績予想には当該影響額を織り込み済みであり、また、来期以降の連結業績への影響は軽微であると述べている。
(画像は株式会社クレハのサイトより)

株式会社クレハニュースリリース
http://www.kureha.co.jp/newsrelease/uploads/20170317.pdf株式会社クレハ
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