新しいビジネスモデルとして期待
武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)は3月14日、株式会社産業革新機構(以下、INCJ)、株式会社メディパルホールディングス(以下、メディパルHD)と合同で、株式会社スコヒアファーマ(以下、スコヒアファーマ)を設立することを発表した。
INCJは、政府による出資と民間企業方の出資によって2009年に誕生。投資・技術・経営等で多様な民間人材からなる革新性を有する事業に出資を行う。
また、メディパルHDは持株会社である武田薬品の国内流通を担当している医療用医薬品等卸売事業などを展開。この設立による3社の出資総額は100億円に上るという。
また、この大型ベンチャー設立により、官と民、製薬会社と卸売企業が参加する新しいビジネスモデルとなるとともに、新たな治療薬の開発、国内製薬会社やバイオベンチャー領域におけるエコシステムの確立に寄与できると期待を寄せている。
8つのパイプラインのライセンス契約へ
新会社となるスコヒアファーマは、武田薬品と同社が持つ腎・代謝・循環器領域の研究開発プロジェクトに関するライセンス契約を締結。
これには現在、臨床試験に入っている早期糖尿病・高血圧症、肥満症、糖尿病を含む8つのパイプラインが含まれている。
スコヒアファーマは、2017年4月1日から稼働の予定。
(画像は武田薬品工業株式会社HPより)

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