薬液を持続的に注入するために
東レ株式会社は、3月1日、同社のカテーテルアクセスポート「P-U セルサイトポート」シリーズに「P-U セルサイトポート EV」を追加すると発表した。
カテーテルアクセスポートは、皮下に留置したポートとカテーテルを通じて、薬液を持続的に注入するために用いられるもの。「P-U セルサイトポート EV」は、本年3月より本格的に販売が開始される。
化学療法や中心静脈栄養法で使用される
カテーテルアクセスポートは、皮下埋め込み型ポートやカテーテル、穿刺針などの付属品から構成される医療機器。抗がん剤を用いて癌を治療する化学療法や、高カロリー輸液を中心静脈内に投与する中心静脈栄養法などにおいて、用いられている。
今回追加される新品種「P-U セルサイトポート EV」は、「より安全に。より確実に。」をコンセプトとして、カテーテルの改良が行われた。カテーテルは、抗血栓性と疲労耐性を維持しながらも、X線透視下における視認性を向上。留置時などに行うカテーテルの位置確認が、従来品より容易になるとしている。
確実な血管確保をサポートすべく
「P-U セルサイトポート EV」では、確実な血管確保をサポートすべく、付属品の追加も行われた。以前から同梱されているカニューレ付穿刺針に加えて、エコーガイド下でも針先が見えやすい金属針、そして血管切開部に使用するフックを、新たに追加。CT造影などの高圧注入にも使用できるウィング付ノンコアリングニードルも、追加されている。
なお同製品の販売は、東レ・メディカル株式会社が行う。
(画像は東レ・メディカルの公式ホームページより)

テーテルアクセスポート「P-U セルサイトポート EV」の本格販売について - 東レ・メディカル株式会社
http://www.toray-medical.com/