PD患者3535名を対象に調べた
バクスター株式会社は、3月3日、2016年度「腹膜透析製品ご利用の皆様の状況及び薬剤のお届け対応窓口・宅配サービス満足度に関するアンケート」の結果を発表した。
同社は、在宅で行う透析療法や腹膜透析(PD)を行っている患者に、透析液の配送サービスなどを提供している企業。同調査では、対応窓口など関する満足度を、PD患者3535名を対象に調べている。
事前連絡の時間について改善を求める声も
調査ではまず、宅配受付窓口の対応について調べている。窓口担当者について、「丁寧さ」「迅速な回答」「正確な薬剤手配」などについて評価を求めたところ、全項目で約9割の回答者から「満足」「やや満足」という回答が得られたという。しかしその一方、「専門用語を使用されて理解しにくい場合がある」などの意見もあったとしている。
透析薬剤の宅配については、ドライバーについて調べている。「言葉使い」「身だしなみ」「薬剤の取り扱い」などの項目について評価を求めたところ、全項目で概ね高い評価を獲得。ただしここでも、身だしなみや事前連絡の時間について改善を求める声があったとしている。
約7割が「PD療法に満足している」
同調査では、PD療法やサービスに関しての総合的な満足度についても調べている。
結果、54%の回答者が「透析導入後も導入前に近い生活を送ることができている」と回答。また、約7割の回答者が「PD療法について全体的に満足している」と回答している。
調査の詳細は、同社のプレスリリースで。
(画像はプレスリリースより)

「腹膜透析製品ご利用の皆様の状況及び薬剤のお届け対応窓口・宅配サービス満足度に関するアンケート」 - バクスター株式会社
http://www.baxter.co.jp/