口腔内の唾液で速やかに崩壊するOD錠
ファイザー株式会社は、2月21日、疼痛治療剤「リリカカプセル」の剤形追加品として「リリカOD錠25mg」「同75mg」「同150mg」の製造販売承認を取得したと発表した。
「OD錠」とは、口腔内崩壊錠の略称。口腔内の唾液で速やかに崩壊し、高齢の患者でも服用しやすい剤形となっている。承認取得は、2月17日付で行われた。
効能は、神経障害性疼痛と線維筋痛症に伴う疼痛
「リリカOD錠」は、神経障害性疼痛と、線維筋痛症に伴う疼痛を効能・効果とする。
神経障害性疼痛は、様々な原因により神経が圧迫・障害されることで生じる痛み。代表的な疾患としては、帯状疱疹後神経痛や坐骨神経痛、糖尿病性神経障害に伴う痛みなどがある。これらの症状を呈する患者は、高齢者である場合も多い。口腔内で崩壊する「OD錠」は、高齢患者の服用時における利便性向上が期待できると、同社はしている。
エーザイと共同プロモーションを行う予定
「リリカカプセル」は、日本においてはファイザーとエーザイ株式会社が共同プロモーションを行っている。「リリカOD錠」についても、「リリカカプセル」同様に共同プロモーションを行う予定だという。
両者は今後も「リリカ」を通じて、神経障害性疼痛および線維筋痛症に伴う疼痛で悩む患者のQOL向上に貢献するとしている。
(画像はファイザーの公式ホームページより)

疼痛治療剤 リリカOD錠 製造販売承認取得 - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/