「オプジーポ」投与によるPD-L1発現を測定
アジレント・テクノロジー株式会社は、2月23日、非扁平上皮非小細胞肺癌組織中のPD-L1発現率の測定に使用することを目的とする診断薬『PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」(以下『ダコ』)』の販売を開始した。
同剤は、「オプジーポ」投与によるPD-L1発現を測定するもの。全生存期間延長の程度に関連する可能性があるものとされている。
60か国以上で承認されている「オプジーボ」
「オプジーボ」は、活性T細胞に発現するチェックポイント受容体PD-1に結合するヒト型抗ヒトPD-1免疫チェックポイント阻害薬。2014年7月に承認を取得し、世界初のPD-1免疫チェックポイント阻害薬となった。現在は、米国・欧州・日本を含む60か国以上で承認されている。
小野薬品工業株式会社およびブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、日本・韓国・台湾において「オプジーボ」についての戦略的提携関係を締結。癌患者向けに、複数の癌免疫療法薬の共同開発と共同商業化、そして共同販売促進を展開。それ以外の地域では、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が開発・商業化する権利を有している。
100か国以上で事業を展開
アジレント・テクノロジーは、ライフサイエンス・診断・応用化学市場のグローバルリーダーを自認する企業。「Premier Laboratory Partner for a Better World」というビジョンを掲げ、100か国以上で事業を展開。従業員数は、全世界で12500人におよぶ。
(画像はアジレント・テクノロジーの公式ホームページより)

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の販売を開始 - アジレント・テクノロジー株式会社
http://www.agilent.co.jp/