日本において6月29日より発売
エーザイ株式会社は、頻脈性不整脈治療剤「タンボコール」の新剤形となる「タンボコール細粒10%」を、日本において6月29日より発売する。
同剤は、小児への投与に必要とされる年齢・体表面積に応じた量調整や、錠剤服用が困難な患者への投与を可能にした、細粒剤。
小児の不整脈治療により貢献すべく
小児の不整脈は、動悸・めまい・息切れなどの日常生活に影響を及ぼす症状に限らず、小児期における突然死の主な原因のひとつともいわれている。
同社は、小児の頻脈性不整脈に対して、2010年5月には「タンボコール錠」、2011年5月にはカルシウム拮抗性不整脈治療剤「ワソラン錠40mg」および「ワソラン静注5mg」について、追加承認を取得。今回、治療により一層の貢献を行うべく細粒剤「タンボコール細粒10%」の発売に至ったという。
苦味を抑えるなどの工夫も
「タンボコール」は、心筋のナトリウムチャネルを抑制し、心臓の興奮伝導を遅らせることにより、頻脈性の不整脈を抑える薬剤。成人向けの錠剤形「タンボコール錠」は、1991年に承認・発売されている。
「タンボコール細粒10%」は小児向けの細粒剤であり、苦味を抑えるなど服用しやすいための工夫も施された。2015年2月16日に製造販売承認を取得し、同年6月19日に薬価収載されている。
(画像はプレスリリースより)

頻脈性不整脈治療剤「タンボコール」小児投与に適した「タンボコール細粒10%」を日本で新発売 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201545.html