3剤併⽤吸⼊喘息治療薬
日本発バイオ医薬品企業のそーせいグループは、同社のNVA237(グリコピロニウム臭化物)の導出先であるノバルティス社について、喘息適応のQVM149を開発予定であることを発表すると明らかにした。
ノバルティス社は、投資家に対する説明会「Meet Novartis Management」を米国・ボストンで開催し、標準治療薬LABA/ICS 配合剤で管理しきれない中等症または重症の喘息患者を対象とするQVM149の開発を発表する。
QVM149は長時間作用性抗コリン薬(LAMA)、長時間作用性ベータ2刺激薬(LABA)、吸⼊ステロイド薬(ICS)の3剤を配合した3剤併用吸入喘息治療薬で、1日に1回吸入する固定用量配合剤。ノバルティス社は2018年の承認申請を目指している。
グリコピロニウム臭化物
3剤とは、すなわち、そーせいグループ導出品のグリコピロニウム臭化物(LAMA)、ノバルティス社のインダカテロールマレイン酸塩(LABA)、吸⼊コルチコステロイド(ICS)モメタゾンのことでもある。
グリコピロニウム臭化物の全世界の独占的開発と販売権は、2005年4月、そーせいグループとベクチュラ社がノバルティス社に導出している。また、QVM149の開発、申請、承認でのマイルストンと、QVM149発売後の一定率のロイヤリティは受領する契約になっている。

そーせいグループ株式会社 プレスリリース
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