インフラ環境の全体最適化に
株式会社ネットワールドは5月20日、日本製薬株式会社が、SAP ERPで構築された基幹業務システムを「VMware vSphere」で仮想化し、VMware環境のIO性能を高めるストレージ高速化プラットフォーム「PernixData FVP」を導入し、本格稼働開始したと発表した。
医薬品の製造・品質管理に関わるシステムには、導入・運用が正しく行われていることを確約する「コンピュータ化システムバリデーション」が求められておる、日本製薬においても、厳しい管理体制を確立し高レベルでシステムの可用性・信頼性を維持してダウンタイムをできるだけ最小化するよう注力している。
6年ほど前から主要業務システムを順次VMwareによる仮想環境へ移行させることで、インフラ環境の全体最適化にも意欲的に取り組み、SAP ERPによる基幹業務システムは、当時は仮想化に対応していなかったため、物理環境上で稼働してきた。
物理環境を超えるIO性能を達成
ネットワールドが提案したPernixData FVPは低コストで、ストレージを拡張せずに物理環境を超えるIO性能を確保することが可能で、特別な設定やチューニング作業は一切不要なため、構築作業をスムーズに完了することができた。
日本製薬では、プロジェクトの一環として、バックアップ運用も改善しており、従来のテープ装置に代えて、重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain 160」を導入し、運用管理工数の削減や障害時の迅速な復旧体制を確立した。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ネットワールド プレスリリース
http://www.networld.co.jp/news/