両単剤に対する優越性を評価
中外製薬株式会社は、尋常性乾癬を予定適応症としてマルホ株式会社と共同開発を行ってきた活性型ビタミンD3誘導体・合成副腎皮質ホルモン配合外用剤について、5月25日、製造販売承認申請を行ったと発表した。
国内で実施された第III相臨床試験において同剤は、1日1回塗布について、マキサカルシトール軟膏単剤およびベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル軟膏単剤に対する優越性を評価し、安全性については主な有害事象として、鼻咽頭炎および血中コルチゾール減少が認められたが、いずれも軽度であった。
尋常性乾癬を効能・効果に
同剤は外製薬が創製した活性型ビタミンD3誘導体であるマキサカルシトールと、合成副腎皮質ホルモンであるベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステルの配合外用剤である。
マキサカルシトール、ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル共に、尋常性乾癬を効能・効果の一つとしており、尋常性乾癬に対する両剤の併用は医療現場で行われている。

中外製薬株式会社 プレスリリース
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