ライセンス契約
株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、英国企業が第三者ライセンシーにより欧米で開発している眼科用鎮痛剤に関する導入契約を締結した。
同社は今回のライセンス契約により、この眼科用鎮痛剤の眼科領域を対象に、日本での再実施許諾権付独占的開発権や製造権、販売権を取得する。
一方、契約一時金とともに、開発段階でのマイルストーン、販売後には販売額に応じたロイヤリティを支払うことになる。英国企業の会社名などは非開示とする。
眼科用鎮痛剤について
同剤は白内障術後の疼痛緩和、PRK(エキシマレーザーによる視力回復手術)術後の疼痛緩和を適応症とする。
同剤の展望について、白内障の手術件数が年間約130万件あり、エキシマレーザーによる屈折矯正手術(PRKとLASIK)の累積数は110万眼以上と推定される(財団法人日本眼科学会「エキシマレーザー屈折矯正手術のガイドライン」2009年)ことから、同社は市場として一定規模を見込んでいる。
同社は基礎研究に特化したバイオベンチャーであるが、今後、同剤の導入を機にパイプラインを拡充し、開発領域へと事業分野を広げていく考えだ。

株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 プレスリリース
http://pdf.irpocket.com/C4576/ee2V/CCsw/DWev.pdf株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
http://dwti.co.jp/