ICカード技術「FeliCa」を利用したサービス
ソニー株式会社は、同社の電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」について、北海道札幌市手稲区の医療機関に対する試験サービス提供が開始されたと発表した。
同サービスは、非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」を利用したもの。試験サービス提供は、札幌市の「手稲区保健情報連携システム検討会」と連携して行われた。
薬局の端末にかざすだけ
「harmo」は、薬局等で調剤された薬の履歴等に関するデータを、「FeliCa」を用いてクラウドサーバー上で電子的に管理するサービス。
同サービスでは、「FeliCa」チップが埋め込まれたカードを薬局の端末にかざすだけで、調剤履歴の閲覧と調剤情報の記録を行うことが可能。利用者は、モバイル端末から調剤情報を閲覧できるほか、服薬後の副作用、アレルギーなどの記録もできる。
薬局側も、専用のソフトウェアをインストールしたパソコンおよびタブレットなどで容易にシステムを構築することができるという。
「手稲区保健情報連携システム検討会」と連携
harmoは神奈川県川崎市での初導入の後、全国各地に試験サービスエリアを拡大し、今回札幌市手稲区への試験サービス提供に至った。
提供開始に際して連携した「手稲区保健情報連携システム検討会」は、地域住民の保健・医療・福祉向上への寄与を目的として、医療機関及び行政機関等の間の情報連携の研究及び検証を行う組織。ソニーも賛助委員として参画するという。
(画像はプレスリリースより)

電子お薬手帳サービスharmo(ハルモ)札幌市手稲区で試験サービスを開始 - ソニー株式会社
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