薬をめぐる興味深い実態
トレンド総研は、「一般用医薬品」のネット販売が解禁されて1年を迎えるタイミングに合わせ、常備薬に関する調査を行った。
医薬品を実際にネット購入した人が全体の2割程度であったり、常備薬のチェックをしない人が4分の1存在したりと、薬をめぐる興味深い実態が浮き彫りになっている。
「購入できると知らなかった」
調査ではまず、「一般用医薬品」のインターネットでの購入について訊ねている。
「一般用医薬品をインターネットで購入したことがある」という人は、全体の19%にとどまっている。しかし、「今後購入したいと思う」と回答した人は41%に達した。購入経験者と合計すると全体の6割を占めるため、総研はニーズの大きいと考察している。
「一般用医薬品のインターネットでの購入」に関する意見では、「購入できると知らなかった」といった回答が多かったという。総研は、医薬品のネット販売についてまだ十分な認知が得られているとはいえないとしている。
十分な管理には程遠い実情
同調査では、自宅の常備薬が正しく管理されているかについても、質問が行われた。
「最近、自宅の常備薬をチェックしたのはいつ頃ですか?」という質問では、「3ヶ月以内」という回答が55%に達している。しかし、「1年以上、常備薬のチェックを行っていない」という人も26%存在した。
十分な管理には程遠い実情が浮き彫りになったとして、今後はより正しい「医薬品リテラシー」が求められると、総研は考察している。調査の詳細は、トレンド総研のレポートで。
(画像はプレスリリースより)

「求められる“医薬品リテラシー”と常備薬」に関するレポート - トレンド総研
http://www.trendsoken.com/report/health/1637/