15億デンマーククローネを投じる
ノボ ノルディスク社は、2015年5月4日、デンマークのカルンボー工場に血友病治療薬の生産施設を新設すると発表した。
この新施設は、15億デンマーククローネが投じられ、7500平米におよぶ広さを持つもの。「ノボセブン」および将来の血友病治療薬の有効成分を生産するという。
10000人に1人が発症する血友病
血友病は、主に男性に発症する出血性の疾患。10000人に1人が発症するといわれている。
同疾患の患者は、血液凝固因子が少ないか働きが弱く、特に膝や足首の関節で出血がよく起こる。筋肉や軟部組織、また消化管や脳でも出血は起こり、その疼痛は強い。適切なケアや治療が行われなかった場合、やがて機能性障害をもたらし、日常的な動作が行いにくくなるという。
同社は、血友病と共に生きる全ての人々が希望する人生を送れる未来の創生に向けて取り組んでいる。
新たな雇用の創出も
今回生産施設が新設されることになったカルンボー工場は、1969年に設立された。同社最大の工場であり、総面積は100万平米におよぶ。1999年以来継続的な投資が行われ、現在2800人以上が働いている。
新施設では、「ノボセブン」および将来の血友病治療薬の有効成分が生産され、新たな雇用の創出も見込まれているという。新施設は、2020年にフル稼働の状態へ入る予定。

ノボ ノルディスク社、血友病治療薬の新生産施設に15億デンマーククローネ投資 - ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
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