「インフルエンザHAワクチン“化血研”」
2015年5月19日、武田薬品工業株式会社は、一般財団法人 化学及血清療法研究所(化血研)と、2015~2016年シーズンより「インフルエンザHAワクチン“化血研”」の仕入販売を開始する契約を締結したことを明らかにした。
「インフルエンザHAワクチン“化血研”」は初冬から春先にかけて流行する季節性インフルエンザ用のワクチンだ。2014~2015年シーズンにおいてA型株(A/カリフォルニア/7/2009(H1N1))、B型株(B/マサチュセッツ/2/2012(H3N2))に対応している。
これにより同社は、これまで販売してきた「インフルエンザHAワクチン「生研」」(デンカ生研株式会社)に加え同ワクチンも取り扱うことになった。
細胞培養季節性インフルエンザワクチンも開発中
季節性インフルエンザは多くが自然治癒するものの、特に高齢者は肺炎、気管支炎など併発した合併症が重症化して生命に危機が及ぶ場合もある。ワクチン接種による予防が有効であり、ワクチンは近年需要が高まっている。
2014年に同社は、細胞培養技術を用いて製造する新型インフルエンザワクチンの製造販売承認も取得しており、開発を進めているという。

武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2015/20150519_6990.html