非扁平上皮非小細胞肺がんを対象に
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、「オプジーボ」の非扁平上皮非小細胞肺がんを対象とした大規模第3相試験を、早期に終了したと発表した。
同試験の早期終了は、対照群に対してオプジーボ投与群が優れた全生存期間を示し、評価項目を達成したと結論づけられたため。
「オプジーボ」と「ドセタキセル」を比較
「オプジーボ」は、PD-1免疫チェックポイント阻害薬。
同社は同剤について、50件以上の臨床試験から構成される幅広いグローバル開発プログラムを展開。同プログラムでは、世界中の7000人以上の患者を対象として、同剤を複数のがん腫において単剤療法または他の治療薬との併用療法として検討している。
今回早期終了が発表された試験は、治療歴を有する進行または再発の非扁平上皮非小細胞肺がんに対して、「オプジーボ」と「ドセタキセル」を比較する、第3相非盲検無作為化試験。
優れた全生存期間を示した
独立データモニタリング委員会(DMC)は同試験について、「オプジーボ」投与群が優れた全生存期間を示したと結論。この結論を受け、同試験は早期に終了した。
同社は今後も、がん患者の生存期間の改善や生活の質の向上を目標として、腫瘍免疫学の科学の発展に尽力するとしている。

オプジーボの非扁平上皮非小細胞肺がんを対象とした大規模な第3相試験を早期に終了 - ブリストル・マイヤーズ株式会社
http://www.bms.co.jp/press/20150421.html