新たな健康サービスの事業化へ
ロート製薬株式会社と東急不動産株式会社は4月17日、お互いの強みを生かし、広範な分野で業務提携すると発表した。
両者は事業の実施及び検討を開始する包括的業務提携に合意しており、健康への関心の高まりに対応し、ロートが持つ健康分野の知識と、東急不動産が展開するスポーツ施設運営ノウハウなどを持ち寄り、ウェルネス分野に共同で取り組んでいく。
両者は提携によって、東急不動産が運営する複合施設内に美・食・健康が連携した飲食・商品販売、情報発信スペース「si・empre」を4月29日にオープンする。
さらに今後は、無農薬野菜を使った健康的な食事の開発やリゾート施設等での提供を始め、シニア住宅を活用したアンチエイジングメニューの開発や提供、男性向け美容健康メニューの展開なども進めていく予定だ。
互いの資源を活用
ロート製薬は従業員の健康管理を戦略的に実践している企業として「健康経営銘柄」に選定されており、医薬品や化粧品だけでなく、無農薬野菜や果物の供給、薬膳などヘルシー料理の開発に関するノウハウを有している。
一方、全国にスポーツ施設、リゾート施設、シニア住宅などを多く保有する東急不動産ホールディングスグループは、これらで培った運動や栄養のカウンセリング知識及び施設運営に関するノウハウを共同事業に活かしていくということだ。
両者は互いの資源を提供・活用することで、新たな健康サービス事業の共同実施及びブランド化を始め、両者のリソースをいかした連携を強化し、ウェルネス分野の取組みを拡充・強化するとしている。
(画像はプレスリリースより)

ロート製薬株式会社 プレスリリース
http://www.rohto.co.jp/news/release/2015/0417_01/