「ジャヌビア錠」及び「スーグラ錠」配合剤の開発へ
2015年4月15日、アステラス製薬株式会社とMSD株式会社は、経口2型糖尿病治療薬「ジャヌビア錠」と「スーグラ錠」の配合剤における共同開発・販売に関する基本合意書を交わしたことを明らかにした。
「ジャヌビア錠」はMSDが国内で製造販売する選択的DPP-4阻害剤であり、「スーグラ錠」はアステラス製薬が国内で製造販売する選択的SGLT2阻害剤。
基本合意書により、両社は今回共同開発される配合剤が、単剤療法では血糖コントロールが難しい2型糖尿病治療において新たな選択肢となることを期待しているという。
国内初のDPP-4阻害剤、SGLT2阻害剤
「ジャヌビア錠」は、血糖を一定に保つ働きをするインクレチンを分解する酵素を阻害する、国内初のDPP-4阻害剤だ。血糖コントロールを改善する働きがある。
一方「スーグラ錠」には、SGLT2を選択的に阻害することでブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる働きがある。こちらも国内初のSGLT2阻害剤として承認された。
両剤ともに現在、2型糖尿病の治療に用いられている。

アステラス製薬株式会社 MSD株式会社 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/