統合失調症の治療薬「エビリファイメンテナ」の新容器
大塚製薬は、統合失調症治療薬の「エビリファイメンテナ」に使用する新容器の製剤として、プレフィルド・デュアルチャンバー・シリンジ・キットの販売の承認勧告を受けて、欧州で承認された。
今回の承認は、欧州医薬品庁ヒト用医薬品委員会であるCHMPが承認した。
2011年より共同開発、共同販売
大塚製薬は、「エビリファイメンテナ」の販売は、2011年11月からデンマークに本社があるH.ルンドベック社A/Sと共同で開発や販売を行っている。H.ルンドベック社A/Sとの契約提携は、グローバルアライアンスによる物だ。
2013年には、米国で販売が開始、現在は、欧州をはじめ、カナダ、オーストラリアでも販売されており、日本国内は、2015年3月に製造販売承認を取得した。
今回承認された新容器、プレフィルド・デュアルチャンバー・シリンジ・キットは、2015年3月から米国で販売されている。
2015年後半には、欧州の医療現場へ普及
プレフィルド・デュアルチャンバー・シリンジは、注射筒の中で、懸濁液が調整できるため、注射針を押すだけで、簡単に注射を投与できる。そのため、医療従事者が簡単に使用できるため、新しい選択肢の1つとして、活用ができる。
プレフィルド・デュアルチャンバー・シリンジが欧州の医療現場への普及は、2015年の後半と予定されている。

大塚製薬 プレスリリース
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