旭川医科大学病院で先行事例として実施済み
日本調剤株式会社は、従来の薬剤師教育制度に加えて、地域医療に貢献できる薬剤師の育成を目的とした大学病院実務研修制度を、来年度から本格的に導入する。すでに平成26年度に旭川医科大学病院にて先行事例として行っているが、平成27年度からはこれを拡大する。
日本調剤では以前から、薬剤師教育に力を入れており、15ステップアップ研修、サブリーダー研修、管理薬剤師研修など、レベルや職務に応じた独自の教育制度を作り実施することで薬剤師の能力やモラルの向上を図ってきた。
今後、同社は地域包括ケアシステムの構築や在宅医療の推進されていくことから、これからの薬剤師に求められる役割を果たすため、大学病院での実務研修制度を通じて薬剤師教育の範囲を広げていく。
研修概要
平成26年度は4名が旭川医科大学病院にて、調剤室業務、注射剤業務、製剤室業務、DI業務、病室業務、定例会参加などといった薬剤部業務全体において研修を行った。研修を受講した薬剤師らは研修の意義を大きく実感できたという。
平成27年度は旭川医科大学病院で継続研修を予定しているほか、東北エリアで1施設、関東・甲信越、東海・北陸エリア、関西エリア、中国・四国、九州・沖縄エリアはそれぞれ2施設での研修を予定している。

日本調剤株式会社 ニュースリリース
http://www.nicho.co.jp/corporate/info/12270/