製薬業界ニュース
2025年07月20日(日)
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ブリストル・マイヤーズ、肝炎治療薬について適応を追加

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ブリストル・マイヤーズ、肝炎治療薬について適応を追加

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セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善が追加
ブリストル・マイヤーズは、2種類の経口抗ウイルス剤、ダクルインザ(R)錠60mg(以下、ダクルインザ(R))およびスンベプラ(R)カプセル100mg(以下、スンベプラ(R))において、C型慢性肝炎/代償性肝硬変のインターフェロンを含む治療法に適格の未治療患者および前治療再燃患者に対する適応を追加し、新たに「セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」として承認取得を発表した。
C型肝炎
全てのC型慢性肝炎患者に適応の経口薬
今回の適応追加により、ジェノタイプ1の全てのC型慢性肝炎患者に対し、経口薬のみによる治療法を用いることが可能となった。インターフェロンおよびリバビリンを必要としない経口薬のみによるC型慢性肝炎の治療である「ダクルインザ(R)」「スンベプラ(R)」の併用療法は同社が日本で最初である。

日本人で最も多いセログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるインターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者、インターフェロンを含む治療法で無効となった患者を対象として、2014年に世界に先駆けて日本で承認を取得・発売をしていた。

しかしながら、日本のC型肝炎患者は高齢者が多く、従来の治療を受けることが出来ない、もしくは効果が見られなかったなどという状況であった。今回の適応追加により、経口薬のみによるという新たな治療選択肢が増えることとなる。

ダクルインザ(R)とスンベプラ(R)
ダクルインザ(R)とスンベプラ(R)はブリストル・マイヤーズ スクイブによって創製された。

ダクルインザ(R)新規作用機序の直接作用型抗ウイルス剤。C型肝炎ウイルス(HCV)の複製に不可欠な蛋白である非構造蛋白NS5Aの機能を阻害することにより、抗ウイルス作用を示す世界初のNS5A 複製複合体阻害剤だ。

スンベプラ(R)は、第2世代のHCVの非構造蛋白NS3/4Aプロテアーゼに対するDAAである。HCVの複製に不可欠な酵素NS3/4Aプロテアーゼの活性部位において基質の結合を競合的に阻害することにより、抗ウイルス作用を示すNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤である。

2剤併用することによって抗ウイルス活性は相加効果又は相乗効果を示す。


外部リンク

ブリストル・マイヤーズ ニュースリリース
http://www.bms.co.jp/press/20150320.html
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