サデルガ(R)について承認を取得
ジェンザイム・ジャパン株式会社(以下、ジェンザイム)は、ゴーシェ病経口治療薬であるグルコシルセラミド合成酵素阻害薬「サデルガ(R)カプセル100mg」(一般名:エリグルスタット酒石酸塩、以下「サデルガ(R)」)の製造販売承認を取得したことを発表した。
今回の承認は「ゴーシェ病の諸症状(貧血、血小板減少症、肝脾腫及び骨症状)の改善」を効能・効果としている。また、ゴーシェ病に対する日本で初めての経口治療薬となる。
サデルガ(R)
サデルガ(R)は、経口投与可能な新規のグルコシルセラミドアナログであり、グルコシルセラミド合成酵素を阻害することで、ゴーシェ病患者の細胞と組織内に蓄積する物質であるグルコシルセラミドの産生を減少させる。
なお、同剤は、2014年8月に米国食品医薬品局(FDA)で、2015年1月に欧州委員会(EC)で承認され、Cerdelga(R)の名前で海外では販売されている。
ゴーシェ病
ゴーシェ病は世界でも患者数が1万人にも満たない先天性脂質代謝異常症。糖脂質を分解するライソゾームの酵素(グルコセレブロシダーゼ)が生まれつき少ないことから、糖脂質が体内の細胞に蓄積する。その結果、肝脾腫、貧血、出血傾向、進行性の骨疾患など重篤な全身性の症状を引き起こす。

ジェンザイム・ジャパン株式会社 ニュースリリース
http://www.genzyme.co.jp/corp/news/Japan_news/