2014年12月15日に承認を申請
ヴィーブヘルスケア株式会社は、3月16日、新規HIV感染症治療薬「トリーメク配合錠」について、厚生労働省よりHIV感染症を効能・効果とする製造販売承認を取得したと発表した。
同社は同剤の製造販売承認を、2014年12月15日に申請していた。
1日1回1錠のHIV感染症治療薬
HIVすなわちヒト免疫不全ウイルスは、白血球の一種であるCD4Tリンパ球に感染する。この感染のために、徐々に免疫力が低下し、日和見感染症や悪性腫瘍を合併するようになる状態が、後天性免疫不全症候群(AIDS) だ。
「トリーメク配合錠」は、ヴィーブヘルスケア初の1日1回1錠の新規HIV感染症治療薬。インテグラーゼ阻害薬のドルテグラビルと、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬のアバカビル、およびラミブジンを含有する。
同剤は、2014年8月には米国で、同年9月には欧州で、それぞれHIV感染症の適応で承認を取得。「Triumeq」の製品名で既に販売されている。
医療機関等への情報提供活動を開始
今回の承認取得が発表された3月16日、ヴィーブヘルスケアと塩野義製薬株式会社は、「トリーメク配合錠」について共同で医療機関などへの情報提供活動を開始した。
この共同活動は、日本における同剤のコ・プロモーション契約に則ったもの。両社は、同剤の日本国内における製品価値の最大化を図ると共に、日本のHIV感染症治療の発展に貢献するとしている。

ヴィーブヘルスケア株式会社 1日1回1錠の新規HIV感染症治療薬「トリーメク配合錠」の承認を取得 - ヴィーブヘルスケア株式会社
http://glaxosmithkline.co.jp/viiv/press/