「コソプトミニ配合点眼液」の製造販売承認を取得
大阪府大阪市に本社を置く参天製薬株式会社は、緑内障・高眼圧症の治療剤である「コソプトミニ配合点眼液」について製造販売承認を取得したことを、2015年3月12日に発表した。この治療剤の一般名はドルゾラミド塩酸塩/チモロールマレイン酸塩。
「コソプトミニ配合点眼液」とは
「コソプトミニ配合点眼液」は防腐剤を含まず、1回ずつ使いきりを行う無菌ディスポーザブルタイプ容器に入っている点眼剤。
「コソプトミニ配合点眼液」は、2010年4月に製造販売承認の取得を受けた「コソプト配合点眼液」と主成分は同じで、炭酸脱水素酵素阻害剤「トルソプト点眼液1%」とβ遮断剤「チモプトール点眼液0.5%」を有している。
「コソプト配合点眼液」は米国メルク社の日本法人であるMSD株式会社から参天製薬に2014年8月に製造販売権が譲渡され、現在では販売及び情報提供活動は参天製薬が実施している。
緑内障の有する視神経障害や視野障害は、原則進行性かつ非可逆的であることから、眼圧を下降させ、それを長期間に渡ってコントロールすることが緑内障治療において大変重要になる。そのため、防腐剤であるベンザルコニウム塩化物に過敏症を示す患者などから、防腐剤を全く含まない製剤が求められていた。

参天製薬 ニュースリリース
http://www.santen.co.jp/