治癒切除不能な進行・再発の胃癌への適応に向けて
株式会社ヤクルト本社は、白銀錯体系抗悪性腫瘍剤オキサリプラチン「エルプラット(R)点滴静注液50mg・100mg・200mg」(以下、エルプラット)について、治癒切除不能な進行・再発の胃癌に対する効能・効果の追加に係る製造販売承認事項の一部変更承認を取得したことを発表した。
同剤の効能・効果の追加については、2010年10月の医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議の審議結果により、厚生労働省から同社に対し開発要請がされていた。
そして2014年7月の医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議にて当該効能・効果の追加について公知申請に該当すると評価を受け、同年の9月に公知申請を行うことに支障がないという事前評価を得たことから同社は公知申請を行っている。
また、オキサリプラチンを含む治療法が欧米では胃癌の治療ガイドラインにおいて標準療法のひとつとされている。
エルプラット
エルプラットはスイスのDebiopharm Internationalから日本における開発・販売権を同社が取得。2005年3月に「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の効能・効果で承認されてから、「結腸癌における術後補助化学療法」「治癒切除不能な膵癌」の効能・効果で追加承認を取得。さらに「胃癌における術後補助化学療法」で効能・効果の追加に係る承認申請を行っている。

株式会社ヤクルト本社 ニュースリリース
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