国際結核・肺疾患対策連合と共同で
大塚製薬株式会社と国際結核・肺疾患対策連合は、「結核研究におけるヤング・イノベーター・アワード(Young Innovator in TB Research Award)」の募集を開始する。
同アワードは、結核研究の革新的な進歩を追求している若い科学者を表彰するもの。世界結核デーに合わせ、募集は3月24日より開始される。
受賞者は、国際的な研修会に参加可能
同アワードの応募対象は、結核の感染抑制と治療において目覚ましい研究成果を挙げた世界中の臨床医と研究者。また、博士号取得後あるいは医学部の専門研修を修了後5年以内の人、そして公衆衛生修士も、対象となる。
受賞者は、2015年12月2日から6日にかけて南アフリカ共和国・ケープタウンで開催される第46回国際結核・胸部疾患連合肺の健康世界会議に出席し、研究について議論する機会を得ることができる。また、ユニオンにより催される結核の国際的な研修会にも参加が可能となる。
既存概念に囚われない克服法を
現在の療法だと結核は、患者が長期間にわたり多くの薬を飲む必要が生じる。薬剤耐性の場合、治療期間は2年以上にも及ぶ。世界の27カ国が、多剤耐性結核の蔓延国となっているのが現状だ。
大塚製薬は、結核との闘いは常に難題の連続とし、同アワードを通じて既存概念に囚われない克服法を見つけたいとしている。

第2回「結核研究におけるヤング・イノベーター・アワード」募集開始 - 大塚製薬株式会社
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