SGLT2阻害剤
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社と日本イーライリリー株式会社は2月24日、選択的SGLT2阻害剤「ジャディアンス錠10mg、同錠25mg」について、同日、2型糖尿病の効能・効果で新発売したと発表した。
同剤はナトリウム依存性グルコース共輸送担体2(SGLT2)阻害剤に分類される2型糖尿病治療薬の1つで、インスリン分泌能の低下やインスリン抵抗性に関わりなく、過剰なグルコースを尿中に排出することにより血糖値を下げる薬剤である。
心血管系への影響検討も
同剤は日本ベーリンガーインゲルハイムと日本イーライリリーの糖尿病アライアンスの一環として発売された2つ目の経口糖尿病治療薬である。
全世界40か国以上で承認を取得しており、現在、日本含む世界24か国、約7,000名、620以上の医療機関において心血管系への影響を検討する試験が進められている。
日本においては日本ベーリンガーインゲルハイムが製造、販売を行い、両社で共同販促が行われる。
両社は糖尿病領域におけるグローバルレベルでの戦略的アライアンスのもと、糖尿病治療により一層貢献していくとしている。

日本イーライリリー株式会社 プレスリリース
https://www.lilly.co.jp/emergency/