戦略課題の一環
田辺三菱製薬株式会社は2月25日、国内研究機能の2拠点への集約を行うとともに「かずさ事業所(千葉県木更津市)」を2015年度末をもって閉鎖すると発表した。
同事業所は、千葉県木更津市と君津市にまたがる「かずさアカデミアパーク」にある研究施設で、は1998年に民間企業の研究所として進出し、現在、安全性試験(GLP試験を含む)や薬物動態試験を実施している。
2拠点に統合
同社はかずさ事業所の閉鎖について、「中期経営計画11-15 ~New Value Creation」の戦略課題である「事業・構造改革の加速化」の一環であるとしている。
同社は「戸田事業所(埼玉県戸田市)」と「横浜事業所(神奈川県横浜市)」でも化合物合成や薬理試験を含めた基盤・探索研究を実施しいることから、研究機能が3拠点に分散し、研究活動の効率化やスピードアップに対する課題となっていた。
今回、研究の効率化を図るうえで最適であるという結論に至り、かずさ事業所を閉鎖することとなった。
同社は研究拠点を2拠点に統合し、研究拠点再編によるシナジー効果を最大限に発揮しすることで、医薬品の創製を通じて世界の人々の健康に貢献していくとしている。

田辺三菱製薬株式会社 ニュースリリース
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