総額100万ドルのヘルスケア・イノベーション・アワード
2015年1月29日、英国グラクソ・スミスクラインplc(以下GSK)は、同社が国際子ども支援NGOのセーブ・ザ・チルドレンとともに立ち上げた「ヘルスケア・イノベーション・アワード」にて2つの取り組みが最高賞を受賞し、それぞれに37万ドルが授与されたことを明らかにした。
同アワードは、途上国における子どもの死亡を減少させたと認められる革新的な取り組みを対象に2013年より実施されている。今回は「「FoneAstra」母乳低温殺菌ツールキット」と「ColaLife Zambia」が最高賞を受賞した。
前者はシンプルな携帯アプリと5歳未満の子どもの下痢を治療する救命キットにより、寄付された母乳を低温殺菌する手順を段階的に指導することを可能にした。後者は既存の供給・流通ネットワークを利用した安価な下痢治療キット「Kit Yamoyo(Kit of Life)」が評価された。
子どもたちへの革新的なヘルスケアアプローチ
同社とセーブ・ザ・チルドレンとの提携は、途上国の子どもたち100万人の救命をテーマに、革新的なヘルスケアアプローチを見出すことを目的としている。
「ヘルスケア・イノベーション・アワード」はその主要イニシアチブだ。その他にも小児死亡率と新生児死亡者数を減少させるための子ども向け医薬品の開発や、小児死亡者数を減少させるためのワクチン接種率の拡大などに関する活動も行っていくとしている。

グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
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